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静岡英和女学院中学校・高等学校で教員研修を実施しました

 

2026年6月15日(月)、静岡英和女学院中学校・高等学校様よりご依頼をいただき、教職員の皆さまを対象とした研修を実施しました。

同校では、生徒・教職員・学校全体のウェルビーイング向上を目指し、「ウェルビーイングな学校づくり」に取り組まれています。

研修の概要

今回の研修は、AWE共同代表理事の渡邊奈都子が講師を務め、「ウェルビーイングと学校教育―ウェルビーイング教育の可能性について考える―」をテーマに、主に次の3つの内容を取り上げました。

  1. ウェルビーイングとは何か
  2. ウェルビーイング研究からわかっていること
  3. 学校や日常生活でウェルビーイングを実践する方法

前半では、ウェルビーイングを、単に「気分がよいこと」や「一時的に楽しいこと」と捉えるのではなく、身体的・心理的・社会的に良い状態であり、それが持続し、自分だけでなく周囲の人にも広がっていくものとして整理しました。

続いて、幸福感と仕事の成果、教育現場におけるウェルビーイングと学業成績との関係など、国内外の研究をご紹介しました。

また、生徒のウェルビーイングを支える要素として、主体性、自己理解、安心感、他者とのつながり、チャレンジ意欲、学校生活の楽しさ、対話の質などについて考えました。

後半では、感謝を言葉にすること、良かったことに意識を向けること、十分な休息や睡眠、運動を大切にすること、人とのつながりを育むことなど、教職員自身が日常のなかで取り組める実践方法をお伝えしました。

 

 

 

ウェルビーイングは、自分たちで育てていける

ウェルビーイングは、環境によって一方的に決まるものではありません。日々のものの見方や行動、人との関わり方を少し変えることによって、自分たちの手で高めていくことができます。

今回の研修では、ウェルビーイングの基本的な考え方や、幸福感に関する研究をご紹介しながら、教職員の皆さん一人ひとりのウェルビーイングと、生徒さんや周囲の人々のウェルビーイングとのつながりについて考えました。

 

 

 

以下、研修後にいただいたアンケートの記述の一部を、原文のままご紹介します。

  • 「自分はウェルビーイングな状態ではないと思い、それを環境のせいにしていましたが、ウェルビーイングは自分で向上させることができると改めて知り、自分の、そして、周りの人のウェルビーイングを向上させていきたいと思いました。本当にありがとうございました。」
  • 「研究に裏付けられた実践的な内容が多く、自分の現状と比較しながら今後の生活について具体的に考えることができました。ありがとうございます。」
  • 「中学生を受け持っています。生徒同士でも感謝を言葉で表すことを取り入れていくことが大切だと思いました。伝えていこうと思います。ありがとうございました。」
  • 「とても心に残る講演をありがとうございました! 今後の教員生活に活かしていきたいと思いました。」
  • 「今回は概要中心で、ちょうど良かったのですが、さらに深い実践編をしていただきたいですし、可能であれば、さらに、生徒を対象に語りかけて欲しいと思いました。」
  • 「経験的に何となくやっていたことが科学的に立証されていたりして驚きでした。」
  • 「大変分かりやすい講演をありがとうございました。自分が幸せであることが周りを幸せにする、ということを覚えて生活していこうと思います。」
  • 「これまでぼんやりとしていた「幸せ」の形が少し明確になり、どんな状態を目指していけば自分が安心して生活ができるようになるのか、ヒントをいただくことができました。ありがとうございました。」
  • 「ウェルビーイングという考えを深めるきっかけとなりました。 人と関わる仕事のため、自分の幸せをまわしていき、周囲の幸福感を高めた空間を作っていきたいと思います。」
  • 「講話ありがとうございました。今年度の教育支援部の目標が「静岡英和のウェルビーイングの実現を目指す」となっております。教員に向けて、ウェルビーイングの理解が深まったり大変実り多い時となりました。」
  • 「ウェルビーイングについて、理解を深めることができました。ウェルビーイングでいることは難しいですが、幸せは三次の隔たりまで伝播すると知ったので、できる限り私自身も幸せでいようと思いました。」

 

日々の小さな実践から、ウェルビーイングな学校へ

また、アンケートでは、「感謝を伝える」「他の先生方と積極的に関わる」「人のよいところを見る」「感謝日記を始める」「運動をする」など、研修後に実践したい具体的な行動も数多く挙げられていました。

特に、次のような言葉が印象に残りました。

  • 「必要事項だけでなく、他の先生方との雑談をできるように多くの先生方に話しかけてみたい。」
  • 「英和にいるとお祈りの中で神様に感謝を伝えます。毎日「感謝します」と言えるのはとても恵まれた環境だと思います。疲れている若手にも、先輩方にもありがとうをたくさん伝えて、教職員同士もウェルビーイングを実践できたらと思います。ありがとうの木など、掲示物などで取り入れてみたいとも思いました。」
  • 「人の良いところを見ていくという意識は、大切だとは思っていましたが、改めて今後も実践していきたいと思っています。同様に、感謝の気持ちも常に大事にしていきたいです。毎日「ありがとう」をたくさん言おうと思います。また、自分も人のためになることを積極的にしていきたいです。」
  • 「ネガティブな物ばかりに目が行ってしまう時は「これは選択的注意だ」という認識を持つ」
  • 「一時の幸せのための行動でなく、この先も続く幸せのための行動を考えて取り入れていきたい。またできるだけ運動をしたい。」
  • 「周りの先生方と積極的に関わりを持ち、感謝を伝えること。」

ウェルビーイングな学校づくりは、特別な取り組みだけによって実現するものではありません。

先生方がご自身のウェルビーイングを大切にしながら、日々のなかで感謝やつながりを育てていくことが、生徒や学校全体のウェルビーイングへと広がっていくものと感じています。

このたび貴重な機会をくださいました静岡英和女学院中学校・高等学校の皆さま、そして熱心にご参加くださった教職員の皆さまに、心より御礼申し上げます。

 

報告者:渡邊奈都子

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