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叡啓大学 保井俊之先生に「ウェルビーイングなおカネのつくり方」学びました!

2024年4月20日に広島県公立大学法人叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部学部長の保井俊之教授をお招きして、「ウェルビーイングなおカネのつくり方~最新科学で解き明かす、おカネで幸せを加速する三つの方法~」というタイトルで、オンラインワークショップを開催しました。

 

 

保井俊之教授は、財務省及び金融庁等の主要ポストを経て、国際金融機関IDBの代表理事などを歴任した後、ウェルビーイングとソーシャルシステムデザインに関して実証研究されている、おカネとウェルビーイングのスペシャリストです。

 

ワークショップの前半では、自己紹介を兼ねて、なぜ保井先生が官僚を経て、ウェルビーイングと社会システムに関する研究者になったのか、そしてVUCAの時代にウェルビーイングに生きていくために“つながること”の必要性についてお話しくださいました。

後半は、おカネとは何か?、幸福度を高めるおカネの使い方とはどのようなものか?、今そしてこれからの時代に求められるウェルビーイングなおカネの社会システムデザインとは?などについてエビデンスとワークを交えて、ウェルビーイングとおカネの関係性について学びました。

 

今回の保井先生のワークショップのユニークな点は、タイトルに記されているように「お金」ではなく、「おカネ」と表現されてところにあります。

一般的に「お金」というと、通貨をイメージして狭く捉えてしまいます。しかし、保井先生は「おカネは、人類が生みだした
最高のテクノロジー」だと説明し、「おカネ」を介して人と人とがつながり合い、ウェルビーイングが伝播していく社会的な仕組みづくりについて解説してくださいました。

 

今回のワークショップによって、参加者の多くが「おカネ」の捉え方が変わり、ウェルビーイングを高めるおカネの使い方を実践したくなった様子がワークショップ終了後の感想にも表れています。

一部ですが、参加者の感想をご紹介させていただきます。

 


 

■エミーとゼニーは同じお⾦なのに、実際はまったく違うものですね。ゲームやってみたいです。そして最後に、お⾦はつながりを作るツールであると⾔う点、すごく学びになりました。

 

■お⾦がないと⼼に余裕がなく⾟いと思っていました。その寂しさは繋がりが作れないこと、利他的なお⾦の使い⽅ができないこと、⼈と⼀緒に何かの体験ができないことがお⾦がない状態であると理解しました。もともとお⾦があって、よいつかいかたをしていて⽅がお⾦が無くなって不幸になる原因がわかるような気がしました。

 

■⾃分にとっての利他、つながり、体験に繋がる使い⽅を真剣に考えていきたいと思いました。その考え⽅を知れてよかったです。⼈⽣を変えるきっかけになりそうです。

 

■お⾦に対して、ポジティブな思い出もネガティブな思い出もどちらもありますが、良い思い出に意識をむける機会がなかったので、良かったです。今のお⾦の使い⽅でも、意識をすることでエミーのような活かし⽅にできるのでは?と感じました。

 

■お⾦にとっても興味のある私としてはどんなお話が伺えるのかとても楽しみにして参加しましたが、思っていた以上に広く深いお話でした。ありがとうございました。これからの⽣き⽅、お⾦の使い⽅でもウェルビーイングな観点で考えていきたいと思います。

 

■お⾦はつながりを作るテクノロジーという⾔葉が印象に残りました。お⾦を使わない⽇はありません。パンを⼀つ買う時にも「利他・つながり・体験」を意識したいです。

 


 

今回は、アーカイブでのお申込みを含めて、50名ほどの方がご参加くださいました。
オンラインでご参加くださった皆さんは、ブレイクアウトルームでの気づきを積極的にシェアしてくださったので、より深く学ぶことができました。ご協力に感謝いたします。

 

 

また、今回忙しい時間を割いて、ワークショップをお引き受けくださった保井俊之先生に感謝いたします。参加者の感想にもあった「エミーとゼニー」のワークショップも企画して実施したいと思います。

以上、ワークショップのご報告でした。

 

報告:渡邊 義

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