ウェルビーイング心理教育アカデミー 共同代表理事の渡邊奈都子です。
2024年7月27日に、株式会社長谷川電気工業所様にてウェルビーイング研修をさせていただきましたので報告いたします。
長谷川電気工業所様は、新潟県を拠点に、電気工事及び設備工事、太陽光発電を主体とした事業展開を行っていらっしゃる企業様です。
今回は、東京支社の方々も含め、参加される社員数は約50名。講演型ではなく、ディスカッションや手を動かすワークなどを含めた約３時間の研修内容をリクエストいただきました。
近年、ウェルビーイング（Well-being）が企業や社会全体で注目を集めています。その背景には、働き方改革やメンタルヘルスの重要性が高まる中で、個々の社員が健やかで充実した職業生活を送ることが企業の持続的な成長にも繋がるという認識が広がっていることが挙げられます。働く人々の幸福感を高めることが、結果的に生産性や創造性の向上にも寄与するという研究も多く発表されています。
今回の研修では、こうした背景やウェルビーイングの現在までの潮流も含め、ウェルビーイングがなぜ重要であるか、それがどのように職場での健康や幸福に影響を与えるのか、そして自分たちが今日からできることは何か、などについて学んでいただきました。
グループワークの時間では、皆様が意見を交わし合い、共に考え、楽しみながら学ぶ姿が見られました。全員が非常に積極的に取り組んでいただいたことに感謝しています。
幹部の方々からは「こんなに楽しそうに社員が盛り上がった研修は初めてです」というお言葉をいただき、非常に嬉しく感じました。
事前の打ち合わせの際、特に印象深かったのは、社長が掲げていらっしゃる「人が集まる会社を作ろう」という方針でした。長谷川電気工業所株式会社を「入りたい会社」「ずっといたい会社」「人に勧めたい会社」にしたいという思いが、ウェルビーイング経営との強いつながりを感じました。社員一人ひとりが健康で充実した職業生活を送ることで、会社全体が魅力的な組織として成長していくという考え方が研修内容とも非常にマッチしていたように思います。
また、研修後のご一緒させていただいた懇親会の席で、お一人お一人が研修の感想を伝えてくださいました。その様子を眺めながら、「この人たちがうちの宝なんです」と社長がつぶやかれていらっしゃり、社員の皆様を大切に思い、その成長と幸せを真剣に考えていることが伝わってきて、私も非常に感動しました。
この研修を通じて、お一人お一人が健やかな職業生活を送るためのヒントを得ていただけたことを願っています。ウェルビーイングの実践を通じて、社員の皆様がさらに結束力を高め、より良い職場環境を築いていくお手伝いができたことを光栄に思います。今後も、皆様のご活躍をお祈りしております。
報告者：渡邊奈都子