認定ナビゲーターのかみて理恵子です。
去る９月７日土曜日、葛飾区立半田小学校より道徳地区公開講座として「ポジティブ心理学入門１ 幸せってなんだろう？」の開催のご依頼をいただき、ナビゲーター3名でうかがってきました。
この活動は、AWEが認定するウェルビーイング心理教育ナビゲーター®️の有志たちによって構成している出前授業プロジェクトです。
元々は、東京都墨田区の取り組みから知っていただいたという経緯でお声がけくださり、たいへん光栄に思っています。
今回の対象は、４年生３クラス８６名の児童のみなさん。
さらに、その様子を観にこられた保護者のみなさんも約100名近く加わってくださいました。
予想よりも多くの方に参加いただき、とても感謝です。
幸せやウェルビーイングということに興味を持ってくださっているのを感じ、私達も改めてがんばらなくっちゃと気が引き締まった思いでした。
■「幸せってなんだろう？」
この授業は、
「お金や名誉、欲しいものを手にいれることが幸せなの？それだけじゃないよね？嬉しいとか感謝とか頑張ろうと思うこと、応援すること、興味を持つこと、つまりポジティブ感情から幸せって感じることができるよ。
それは、みんなのいつもの生活の中につまっているよ。」
というメッセージを込めたワーク形式で進んでいきます。
担当の先生からは、事前に「子どもたちは、お金持ちやたくさんの物を持っていることが、幸せだと思っているけれど、日常の生活の中にもたくさんの幸せがあることを感じて欲しい」との要望をいただいていたこともあり、こちらからのメッセージだけではなく、周りのみんなと「どんなときに幸せ感じる？」という質問などで、たくさんの会話を繰り広げてもらい、最後にはその内容をみんなの前でシェアしてもらいました。
■みんなで「イイね！」で会場が一体に！
「シェアしてもらったら、みんなで大きな声で『イイね！』と親指を上げて賛同しようね！」
とお話しして、「イイね！」を繰り返していると、安心して、自分の意見を言える環境が整ったようです。
家族との時間、友だちとの学び、心の温かさに幸せを感じることや、幸せを感じること自体への感謝など、たくさんの子どもたちが自分の身近に感じている幸せをシェアしてくれました。
「きっとこれからも、より幸せを感じながら、毎日を過ごしていってくれるんだろうな」と感じる時間でした。
後ろで一緒に参加してくださっていた保護者のみなさんにもマイクを向けたところ、何人もの方が、「子どもと一緒に過ごしている時間」をあげてくださり、子どもたちも全身で振り返ってそれらを聞いていました。
親御さんが「子どもと一緒にいる時間が幸せ」と言っているのを聞いて、きっと嬉しかったのではないかなと感じました。
■幸せは身近なところに
最後に、この公開講座の感想を聞かせていただきました。
「楽しかった。」
「幸せな気持ちを結構味わっていることがわかった。」
「自分の生活の身近なところに幸せがあることがわかった。」
など、こちらからダイレクトにメッセージとはしていないけれど、伝わっていたらうれしいなーと思っていたことが子どもたちの感想としてあがってきて、とても感動しました。
子どもたちの自由な発想と柔らかな感受性に、こちらも心温かく、パワーをいただいて帰路につきました。
素晴らしい機会を得られて感謝しています。ありがとうございました。
報告者：かみて理恵子、東方小百合、田部知江子