AWE認定ナビゲーターの江口智子です。
先日、看護学校の学生さん向けに行った「強みワーク」の授業について報告します。
対象:神奈川県立平塚看護大学校(4年制)の3年生73名
場所:ホテルサンライフガーデン
日時:令和5年6月14日13時~16時(3日間のワークの初日の午後)
昨年、人間関係論の授業の一環として、3日間ワークショップをして欲しい、内容はすべてまかせます、とご依頼を受け、すぐに「絶対にVIAの強みでワークをしたい」と考えました。
事前に参加される学生の皆さん全員にVIAの診断を受けてもらい、当日はその結果を準備してもらっていくつかワークを実施しました。
その中の一つ、自分の特徴的、代名詞だなと思う強みを一つ選んで、同じ強み同志で対話をするワーク。
これは、私自身もAWEの養成講座で受けてとても楽しかったし、先日、共同代表理事の渡邊奈都子さんも専門学校での研修で報告されているのを見て、真似て実施してみました。やはり、楽しそうです。
さらに、特徴的な強みを今後どう活かせるかをグループから発表してもらったところ、
「大変な場面でも柔軟性を発揮して、周りとは違う方法も考えて乗り越える」(創造性のグループ)
「就職して、怖い先輩に指導を受けるときは、それを後でネタにしようと思いながら指導を受ける」(ユーモアのグループ)
などが出ました。
他のグループからも「似たような強み同志なので、やることとか考えそうなことが似ていて共感できた」という声もあり、おそらく未来に待ち受ける困難で大変な状況の時こそ、自身の強みを発揮できそうな発表ばかりでした。
また、「気づきのシート」を配布して記入してもらいました。
当初は、このシートは自分のためだけのメモがわりのシートであること、回収はしないので自由に記載して欲しいと伝えてありました。
しかし、1日の最後に、教員の方から、やはり見たいので回収させてもらって良いかとお願いしたところ、全員回収させてもらい読むことができました。
今回の強みのワークを通して、それぞれが受け取ったモノが書かれていて、その大きさに感動いたしました。
このワークで人生が変わったのではないかと思われる内容もあり、泣けてきました。
以下が気づきのシートに書かれていたものの抜粋です。
- 今の自分の強みは、もともと持っている性質もあるけれど、生きてきた経験もたくさん活かされているなと気づいた。
つらいことの乗り越え方が似いて共感できることが多かった。 - 相手の強みにも注目すると、自分の声かけも違ってくるし、強みを意識しただけで自分の態度や言動が変わって、人間関係にも影響すると思った。
- 自分の強みを適切にコントロールして活かしていきたい。
同じ強みを持っている人と話してみて、自分は暴走してしまっていることが多いことに気づいた。
コントロールの仕方がわからず、自分の強みは押し殺すものだと考えていた。
しかし、適切に強みを活用することで自分の成長にもつながる。より自分を成長させたいと思った。 - 自分は安定型志向で、他人に左右されやすい人間だと思っていた。
自分もちゃんと強みを持っているからこそ、他人から得られるものや感じたものがあったのだと、自分の強みから知ることができた。
より自分を理解できて、もっと自分も自信を持っていいのだと思えた。自分がこれからどんな場に立っても、困難があっても立ち向かったり守ったりできる。
強みのワークにより、大多数の方が色んなことを感じ、考えて下さいました。
ワークの合間には、以前、共同代表理事の渡邊義さんから受けたアクティビティワークも織り交ぜて、本当に盛り上がった1日でした。
今回のこの依頼は、これまでの私の活動の中でもとびきりのチャレンジングな活動でした。
私の好奇心から二つ返事で依頼を受けたものの、「さて3日間をどう乗り切ろう」と不安になってしまったりもしていました。
しかし、この間、AWEのイベントに出かけたり、AWEのメンバーに会ったり、AWEのコンテンツを使用させてもらったり、AWEでの学びのおかげで、この3日間の大役を無事終了できたと感謝しております。
最近はAWEに所属しなかった自分というものを想像して、何だかそら恐ろしくなる時があります。
また今後ともどうぞよろしくお願いいたします。