学校教育関連 最新のおしらせ 認定講師活動報告

静岡県湖西市教育委員会「湖西保健主事養護教諭合同研修会」報告

ウェルビーイング心理教育アカデミー認定ナビゲーターの内野千珠子です。

静岡県湖西市教育会様より「湖西保健主事養護教諭合同研修会」での登壇のご依頼いただきました。

企画を担当されていた先生が、弊HPにて報告した2023年夏に実施しました職員研修の記事をご覧くださってご依頼くださったとのことで、大変嬉しく思いました。

また、今回の研修報告掲載について、学校教育現場でのウェルビーイング研修に関心のある方々の目に留まるようにとご快諾いただきましたことも心より感謝いたします。

 

テーマは「ウェルビーイングの視点を生かした子どもたちとの関わり方」

「ウェルビーイングの視点を生かした子どもたちとの関わり方」というテーマをいただき、去る7月24日にお話させていたしました。

 

 

研修の構成としては、まず、ウェルビーイングについてWHO憲章前文の健康の定義、教育政策におけるウェルビーイング、AWEにおいての説明などを紹介しました。

次に、ウェルビーイングを高める代表的な方法、学校におけるウェルビーイングな視点において大切なことなどを共有しつつ、学校内における事例検討をしていただきました。

特に、それぞれの先生方がウェルビーイングを自分ごととして捉えていただけるように留意して進めさせていただきました。

講師の時間配分がうまくできず、事例検討の時間が少なくなってしまい申し訳なかったのですが、さすが養護教諭・保健主事として子どもたちの視点に立って考えられる皆さまのお答えは素晴らしかったです。

研修の途中でもお伝えしましたが、普段、先生方自身もウェルビーイングを高めるために実践されていることは多々あると思います。それに気づき、意識的に習慣にできるかどうかはとても大きなポイントだと感じています。

 

今回は、湖西市内の小中学校の保健主事と養護教諭の皆様をはじめ、中学校の校長先生もご参加くださいました。最後にいただいた感想のお言葉は温かく心に沁みました。

ある養護教諭の方の「ウェルビーイングを難しく考えていたけれど、身近なことなのだとわかりました。」という言葉も嬉しくお聞きしました。

 

 

参加された皆様のご感想

  • ウェルビーイングを学び、自分の幸せが子供の幸せに繋がるという言葉が心に残りました。自分も自分が幸せになる方法を探し、子どもたちに伝わっていけるようにしていきたいと感じました。
  • 先生の優しい話し方が素直に心に響いてきた感じで、それこそウェルビーイングな気持ちで研修を受けられました。ありがとうございました。自分のウェルビーイングが子どもへも影響するということなので、この気持ちを忘れず、ウェルビーイングを心掛けていきたいと思いました。
  • とても勉強になりました。できることを実践してみようと思います。
  • 以前、カウンセリング研修を受けた時から、ネガティブ感情を大切にということは心がけてきたが、強くはたらきすぎると辛いということ、よいニュースに反応することの大切さを学びました。
  • 養護教諭としても母親としても、子供たちのウェルビーイングを高めることができるような関わりをしていきたいと思いました。
  • ネガティブな感情は大切なことということを保健室で伝えたいと思います。職員で研修を受けたい内容でした。
  • 包括的で個人のみならずその周りが持続的によい状態、ウェルビーイングの視点勉強になりました。子どもたちがよいつながり人間関係が築けるように、職員がウェルビーイングの視点を意識して子どもたちに関わっていく必要があると感じました。また、子どもたちのよかったことを引き出し、深堀りしていくことも大切だと思いました。
  • ウェルビーイングという言葉を聞くようになり、どういう意味なのか知りたいと思っていたので、今回お話を聴くことができ、良かったです。事例検討を通じてウェルビーイングな視点を生かした関わりを学び、今後児童の支援をする際、この視点を意識して支援していこうと思いました。
  • ウェルビーイングという言葉は耳にしたことはありましたが、今回の研修を通して持続的なものでいうことがわかりました。講師の先生の話があっという間の時間でした。もっと話を聞いていたかったです。
  • ウィルビーイングについて学んだことがなかったので、基本的なことを学べて良かったです。「脳のクセ」生徒や先生方に教えてあげたいと思いました。
  • 保健室で生徒の相談を聞く中で、ネガティブ思考に悩む生徒がいるので、ネガティビティ・バイアスやthree good thingsについて、とても良い情報を得られました。今度来室した際に、是非伝えてみたいと思います。また、社会的人間関係のお話は、自分の子どもの話を聞く際に生かしたい内容でした。自分と家族が幸せでいられるようポジティブな感情を一緒に喜びたいと思います。ただ、難しさを感じたのは組織のお話です。現在自校では、心理的安全を欠いている学年があり、学校としてできる働きかけはあるのだろうか…と話し合いの際に考えましたが、答えが出ませんでした。先生のお話を是非保護者にも聞いていただきたいと感じました。
  • 職場の先生方や生徒にも伝えたい内容がたくさんありました。また、自分自身が子育ての中で悩むことが多く、自分自身が幸せになることが目の前にいる人の幸せに貢献できるということという先生の言葉が心に響きました。

 

温かな雰囲気を作り上げながら協力的にご参加くださった皆さまに感謝いたします。

私も、日々学校現場にいて、多くの児童生徒や教職員の方々が、養護教諭・保健主事の皆さまを頼りにし、救われていると実感しています。そのような皆さま方とのご縁に感謝いたします。

また、母であり養護教諭である方々が長年勤務されている中での生の声はとても身に染みて、同じ女性として、私のこれからの活動に生かしていきたいと思いました。

貴重な機会をいただきましたことにも感謝申し上げます。

 

報告者:内野千珠子

-学校教育関連, 最新のおしらせ, 認定講師活動報告
-,

© 2025 一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー Powered by AFFINGER5