ウェルビーイング心理教育アカデミー 共同代表理事の渡邊奈都子です。
去る2024年11月20日、エルゼビア・ジャパン様にて、「ウェルビーイングを学ぼう 〜心身ともにしあわせに働くヒント〜」の講演を担当させていただきましたので報告します。
エルゼビア・ジャパン様は、アムステルダムに本社を置くグローバル企業の日本支社であり、科学技術や医学分野の情報と分析を提供する世界的リーダーとして、研究者や医療従事者を支援し、科学の進歩と医療成果の向上に貢献されている企業様です。
今回は、従業員の方々が自主的に集まり共通の関心や価値観を共有するERG（Employee Resource Group）活動の一環である、I&D（Inclusion and Diversity）グループ様よりご依頼いただきました。
ウェルビーイングに関する知識を共有することで、
・多様な価値観を認め合い、従業員が安心して働ける環境を作る。
・心身の健康を高める知識や方法を提供し、個人および組織全体のパフォーマンス向上を図る。
ことを目指して企画されたものです。
企画・運営に携わられたグループの皆様により、ランチを交えたリラックスした座談会形式が準備され、当日は形式ばった講義ではなく参加者の皆様と活発な意見交換ができる場にしてくださいました。
ハイブリッドでの開催でしたが、オンライン上でのやりとりも運営メンバーの方々が丁寧にサポートしてくださって、とてもスムーズな進行ができました。
研修内容
今回は「心身ともにしあわせに働くヒント」をテーマとして、以下のような内容をカバーしました。
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- ウェルビーイングの基礎知識
ウェルビーイングという用語についての説明や、昨今「ウェルビーイング」が注目されるようになった背景について共有しました。幸福感と生産性の関係や幸福の持続可能性に関するディスカッションも行い、参加者からはとても活発な意見が寄せられました。 - ウェルビーイングを高める方法
心理的・身体的・社会的ウェルビーイングを向上させる具体的な実践方法について、実例を交えながら解説しました。特に、職場環境や人間関係をより良くする効果についての話題には、多くの共感が集まりました。 - 座談会形式での対話
今回は、ランチをとりながらの講演イベントということで、集まっていただいた参加者の方々のつながりも深まることを期待して、ご自身の体験や意見を共有していただく時間を多くとりました。和やかな雰囲気の中、実践的なヒントや日常生活での活用法について意見交換が行われました。
- ウェルビーイングの基礎知識
参加者の声と満足度
グループの皆さまより共有いただきました開催後のアンケート内容から一部をご紹介します。
ウェルビーイングの概念に関係することとしては、
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- Well-beingとHappinessの違いを学び、身近なことからWell-beingになれることを理解した。
- Wellbeingという言葉の意味、幸福の種類、持続性、自分が幸福になることに対して肯定的でいい、など。たくさんの気づきがありました！。
- 幸福感が高いことによって業務効率が上がる仕組みや、企業のメリットを具体的に知ることが出来ました。その上で日々の暮らしの中で出来る取り組みを教えて頂き、ウェルビーイングへの関心や意欲が高まりました。
- ウェルビーイングは個人的なことだけではなく、周囲の人、家族、会社、社会、世界に繋がっているということを学びました。
- ウェルビーイングについて真剣に考えたことはなかったが、今回その大切さを学びました。
という感想をいただきました。
実践的な方法への気付きについては、
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- 感謝や幸福は伝搬していくことが印象的でした。体感的になんとなく感じていた事ではありますが、それが尚理解が深まりました。
- 運動が身体的ウェルビーイングを高める事も再認識しました。ありがとうございます。
- 実際にやるべきことが分かったので、とても実践的な学びになりました。
- 幸福度を高める行動が難しいものばかりではなく、身近なところから始められることを学べた。
- 他者との関係性や社会的な繋がりがウェルビーイングを高める鍵であることを学んだ。
などのご意見をいただきました。
また、イベント全体を通じて、構成内容や雰囲気についても非常に高い評価を頂戴しました。
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- ランチ付きは、なんとなく一体感でて参加型ワークショップにはとても良かったと思います。
- 説明とアクティビティのバランスがよくて、理解が深まりやすい構造になっていたと思います。聞いていて楽しかったし、周りの人と話し合うのも楽しくて、楽しみながら学べる機会でした。
- 参加型のWSになっていて非常に良かったです。オンラインでもチャットで意見述べることができるのも良かったです。
- 講演内容がエビデンス付きだったのでとてもわかりやすく、腹落ちしました。終わってしまうのが惜しいぐらい面白かったです。
- I＆Dチームの皆様、今回の企画、本当にありがとうございます！忙しい中でも参加した甲斐がありました。今年一番のERGイベントだったかも、と思うくらいよかったです。（私自身が必要としていたテーマだったのかもしれません）ありがとうございました！
【総合評価】
感謝とお礼
この度はエルゼビア・ジャパン様に貴重な機会をいただき感謝申し上げます。
今回の研修を通じてウェルビーイングの重要性や実践方法をお伝えできたことのみならず、参加いただいた皆様から多くの共感と実践への意欲を感じられたことは、講師としてもたいへん光栄に思いました。
また、末筆ながら、最初にご依頼いただいたご担当者の O様、当日のスムーズで温かな運営をサポートしてくださったグループの皆様に心より感謝いたします。
報告者：渡邊奈都子