2019年1月29日、ドラッグストアチェーンを運営するウエルシアホールディングス株式会社様にて、AWE認定ナビゲーターの後藤清安が2時間の女性応援セミナーを担当させていただきました。
ウエルシアホールディングス様では、社内で「女性支援プロジェクト」が発足しており、昨年から女性社員・管理職の方々が中心となり「ウエルシア女性応援セミナー」と題して女性社員の皆さんを対象にしたセミナーを企画されています。
その3回目の回を、弊アカデミーにご依頼をいただきました。
開催にあたって、主催者の方から期待されていたことは主に2つありました。
1つは、わくわくする新しい知識や健やかに過ごすためにすぐにできる方法を知っていただくこと
もう1つは、普段なかなか話す機会のない他部署の人たちと分かち合い、新たなつながりを持ってもらえること
本社に勤務する女性従業員の方々を対象に自由参加形式で行われ、33名の皆さんがご参加くださいました。
セミナーの冒頭には、池野会長より「会社が目指していることはお客様と社員を幸せにすることである」という素晴らしい理念メッセージをいただきました。
今回のセミナーでお伝えしたテーマは「幸せを生み出す“親切”の効果」
心理学の研究をもとに、親切な行動を選ぶことが、私たちの心と体と社会的つ ながりにおいてどのような効果をもたらしているのかというエビデンスとともに、日常生活の中で、どのような親切が幸せを生み出しやすいのか、というポイントを踏ま えてご紹介しました。
AWEナビゲーターの美吉野みみさんと上手理恵子さんがアシスタントして各テーブルを回ってサポートいただいたこともあり、事前課題やワークの分かち合いも終始なごやかな雰囲気で楽しく行われました。
「隣の男性社員の方のデスクをきれいに拭いてあげたら、すごく感謝されて嬉しかった」
「カフェでコーヒーをこぼした時に店員さんがさっと新しいコーヒーを持ってきてくれた」
普段何気なくやっていることを意識して行ってみたら感じ方が違ったり、これまでしたことのなかった小さな親切をしてみたら幸せな気持ちが増したり、すでに周りからも親切にしてもらっていたということに改めて気づいたり・・・といった、様々なシェアがありました。
中には「これは親切なのか?業務なのか?」という興味深い議論も湧き、日頃から当たり前のように行っている親切な行動やサービスも、それぞれの意識や心構えによって、その後の感情が異なるということに繋がりました。
「働きがい」「やりがい」「自己効力感」などにも影響がもたらされると考えられます。
そして、人とのつながりは社会的ウェルビーイングを高め、幸せな職場に関わる重要な要素でもあります。
今回のセミナーが参加された女性社員の皆様にとって、良いつながりの場となったとしたら幸いに思います。
また、後方の席で「男性だって幸せになりたい」とオブザーバー参加してくださった男性社員の皆様や幹部の皆様もそれぞれに分かち合いをしてくださり感謝いたします。
「埋もれている幸せのきっかけをみつけるコツを教えて頂きありがとうございます。まわりの皆様に支えられて仕事をしていることの再確認など、昨日のセミナー後は幸福度がアップしていたのが実感でき、今朝も、満員電車の中の自分の心持ちも優しくなっている自分が嬉しいです。」
翌日、女性幹部の方からこのようなメールをいただき大変うれしくなりました。
私たちは幸せを自ら創造できる人を増やすことを目的に活動しています。
企業で働く皆さんにとっても、心理的・身体的・社会的ウェルビーイングを高めるための情報を今後も提供していきたいと考えています。
報告者:後藤清安