去る2月11日、AWEの設立5周年を記念して「ウェルビーイングと希望」に関するシンポジウムを開催しました。
リアルタイムでのご参加とアーカイブを希望された方を合わせて、約100名ほどの参加者があり「希望」について考える豊かな時間になりました。
今回のシンポジウムでは、ウェルビーイングの実践研究をされている3名の先生にご登壇いただきました。
- 「ウェルビーイングの時代をあなたはいかに生きるか!? 〜経済成長から心の成長へ〜」
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 前野隆司 教授 - 「今を生き抜くことと共有すること〜ポジティブ心理学が教えてくれる希望の育み方〜」
東京成徳大学 応用心理学部臨床心理学科 石村郁夫准 教授 - 「困難の先に見つめる希望 -共に育むみんなのリカバリー- 」
埼玉県立大保健医療福祉学部看護学科 秋山美紀 教授
それぞれのご講演を伺い、また参加者からの問いに関する対話を通じて、なぜ今ウェルビーイングが注目されているのか、そしてこれからの時代を希望を描いて生きていくためにはどのようなことが役立つのかなど、視野が広がる多くのヒントをいただくことができました。
当日ご参加くださった皆さんが感想を書いてくださいましたので、その一部をご紹介します。
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- 前野先生、歴史から見る視点が面白かったです。
- たくさんの学びをありがとうございました。ウェルビーイングを創造する世界へ、向かっているので、自分の幸せな5年後を描いて、大切な時間を幸せなつながりに過ごしたいと思います。
- 貴重なお話ありがとうございました。希望をすっかり忘れていたことに気づきました。毎日の生活にハリとつやが出てきそうです。医療現場で働く身として、たくさんのあたたかいメッセージに心が温かくなりました。ありがとうございます。
- 昨今の状況に、日本終わってるじゃんと思っていたのですが、前野先生のお話を聞いて、日本ってそうなのか~!というすごく希望が持てました。また希望は素晴らしい側面、未来への希望を持つからこそその違いに打ちひしがれるとい部分もあります。だからこそコンパッションは本当に大事だし、コンパッションを持ち→今を大切に、自分の強みや今あるものに目を向けて→未来を描くということが大切なんだなと思いました。やってみようということが沢山みつかり、今日のシンポジウムで視野狭窄に陥っていた自分の視野が確実に広がりました。ありがとうございました!
- 最近地位財から非地位財に寄ってきていると感じていたので、前野先生の3.0→3.1時代のお話は納得でした。幸せになるためのメニューを知っておくというのもよく分かりました。以前は視野狭窄になっている自分を認識することもできていなかったです。セルフコンパッション、もっと学びたいです。秋山先生の例えもとても分かりやすく、理解しやすかったです。ありがとうございました。
- 前野先生の「人間は弱いからこそみんなで協力しあいあう」、その視点で助け合い、ひとりひとりが強みを活かしあったら、素晴らしい世界になると希望が持てました。石村先生の「100億人が幸せになれば、100億パターンのしあわせ」が心に響きました。秋山先生の「元気に役立つ道具箱」は、人にも薦めたいですし、参考にさせていただきます!!
- 難病の宣告を受けながら、奇跡のように20年生きた父を思い出していました。
- 視野を広げるって、今日のような機会なのですね。幸せに繋がって嬉しいです。ありがとうございました。
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多くの皆さんのご協力のおかげで、盛会のうちにシンポジウムを執り行うことができました。本当にありがとうございました。
AWEの2022年の活動テーマは、「希望」です。
仮に困難な状況に陥ることがあったとしても、その中であかりを灯し、本来の自分らしさを取り戻して健やかに生きていくために役立つ情報を発信していきたいと思っています。