11月24日(日)、東京日本橋にあるFinGATEを会場に開催された「クラシック版 エミーとゼニーのワークショップ 」について報告します。
このワークショップは、2016年に保井俊之先生(現在 叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部学部長・教授 兼 慶應SDM特別招聘教授)らによって発案されました。
その後、少しずつ形を変えて、コロナ禍以前までは全国各地で開催されていたものです。
この度、発案当初の形(クラシック版)を体験してみたい!という私たちの強い要望に、各関係者の皆様が快くお応えいただき、開催にいたりました。
本イベントは、以下の団体のご協力によって実現しました。企画・運営をいただいた皆様に深く感謝申し上げます。
- 熱い金融マン協会
- 一般社団法人エミーバンク協会
- 一般社団法人価値を大切にする金融実践者の会(JPBV)
- 叡啓大学保井研究室
- 慶應義塾大学前野研究室
- 特定非営利活動法人金融IT協会
- 法政大学高尾研究室
- 武蔵野大学前野研究室
- 一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー
弊社も共催団体として参加させていただきました。
最初の想定では、30名程度を考えていたのですが、多く見積もって50名定員の募集をかけたところ、即日満席となりました。
リクエストによって10席ほど増席しましたが、そちらも翌日の昼には満席に。
多くの方々が「ウェルビーイングとお金」について、関心を持たれていることを実感しました。
「エミー・ゼニー・クラシック」の概要と目的
イベントでは、「儲け最大化」を目指すおカネ「ゼニー」と、「感謝最大化」を目指すおカネ「エミー」という二つの異なる目的を持ったセッションが実施されました。
セッション1では、競争の中で利益を追求する「ゼニー」のゲームが行われ、セッション2では、感謝を軸に経済活動を楽しむ「エミー」のゲームに取り組みました。これらのセッションを通じて、利益や感謝の価値がどのように表れるか、体験を通じて学びました。
結果と参加者の感想
9チームが参加した結果、ほとんどのチームで「エミー」のセッションが「ゼニー」を上回る利益を得られるという興味深い結果となりました。
参加者からは、次のような感想が寄せられました。
- 「商品づくりを楽しめた」
- 「ユーザーの喜ぶ姿がイメージできた」
- 「あたたかい気持ちになった」
このように、「感謝」を基盤とした活動が、経済循環においてポジティブな影響をもたらすことを実感する声が多く聞かれました。
イベントを通じて得られた気づき
「仕事」と「おカネ」に「ありがとう」が加わると、より幸せな経済循環が生まれる可能性を、参加者全員が体感できるイベントとなりました。特に、感謝を軸にした取り組みが、人々の心に良い影響を与えるだけでなく、経済的な成果にも繋がることが明らかになった点が大きな学びとなりました。
次回の開催予定
このプログラムを開発した叡啓大学の保井先生と、一般社団法人価値を大切にする金融実践者の会の江上広行さんによる次回開催が、12月7日(土)熊本市立現代美術館にて予定されています。詳細は以下のリンクからご確認ください。
また、私たちウェルビーイング心理教育アカデミーでも、次回開催を計画しています。その際にはぜひご参加いただければ幸いです。
このイベントを通じて、参加者の皆さんとともに「おカネ」と「ウェルビーイング」の新たな可能性を考える素晴らしい機会となりました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。