代表あいさつ

代表あいさつ

 

この度、人生の健やかさに関する科学的知見をもちいて幸せを創造出来る人々を増やす、ウェルビーイング心理教育アカデミーを設立できましたことを、とても嬉しく思います。

 

ウェルビーイングとは、単に病気でないだけでなく、心、体、社会的に良好な状態をさします。これら3つの要素をバランスよく高めることは人々の幸せに大きく影響します。私たちは、世の中にウェルビーイングに関する理論と科学的知見と手法を広め、健やかな世の中を実現するために貢献していきます。

 

 

■代表理事 松村亜里について

 

私は自分のことを知りたいという思いから、アメリカで心理学を学び、臨床心理学の修士課程を修了しました。
その後、アメリカの大学と日本の大学で、カウンセリングと心理学を教えてきました。

その中で、重篤な心の問題を抱えた学生とも出会う機会があり、本人や家族の深い痛みに触れました。
もしもこれらの学生が、睡眠の大切さやストレスマネジメントスキル、アサーションスキルなどについての知識を持っていたならば、自分で心身のバランスをとることができ、状態の悪化を予防できたのではないかと考えるようになりました。
そこで、予防に役立つ情報やスキルを伝えるワークショップを開催し、同時に、公衆衛生学の博士課程でも学びました。

 

 

■ポジティブ心理学との出会い

 

その後、夫の仕事の都合でニューヨークへ行くことになり、そこで、幸せを科学する、ポジティブ心理学の認定コースを受講しました。

メンタルヘルスの状態を数字で表すならば、とても苦しんでいる状態を−3、普通の状態を0、幸せに生きている状態を+3とするならば、カウンセリングでは−3を0へと回復させ、公衆衛生学では0から−3への悪化を防ぎ、ポジティブ心理学では0から+3に促進していく支援を行います。

世の中には、心の病気を持ち苦しんでいる人よりも、心の病気ではないが苦しみを抱えている人の方が多くいます。
追跡調査によれば、そうした心の病気ではないが苦しみを抱えている人や不幸でも幸せでもない普通の状態の人が、何もせずにいると心の病気に陥りやすいという事実を知ました。

こうした中で、真の公衆衛生とは、幸せに関する知恵を高めていくことだと感じるようになりました。

2016年夏に初めて日本でポジティブ心理学の講演をした際、2週間で8つのイベントに350人の方が参加してくださいました。
多くの方からこの科学を気軽に学べる場所はないのかと聞かれるようになり、同じく日本でポジティブ心理学を学ばれていたカウンセラーの渡邊夫妻のご協力を得て、そのような場所を作る準備を始めました。

 

 

■私たちの組織が目指すこと

 

私たちの人生には、ネガティブとポジティブの両面があり、それらにより人生が豊かで美しいものになると感じています。

そこでポジティブ心理学だけにとどまらず、ネガティブな気持ちもポジティブな気持ちの両方を扱い、また心と体と社会的な健やかさを高めて統合的な幸せを目指す「ウェルビーイング心理教育アカデミー」を発足しました。
「アカデミー」という言葉には、学校のようにいろんなクラスがあり、その人にあったテーマを学べるという意味を込めています。

これまで行われた研究では、幸せというものは、富や地位や美しさなどを得た後に獲得できるものではなく、自分がどう行動し、何を考えるかによって創り出せるものだということがわかっています。
そして、“今” “少しの幸せ” を育てることが、のちの幸せにつながることもわかっています。

続々と新しいエビデンスが報告され、少し前まで正しいと思われていたことが改められています。

ニューヨークは、最先端の情報が得られる場所です。
ここから最新の研究を絶えずお伝えし、皆さんの知恵のポケットに幸せを創造するための科学的なツールを提供していきたいと考えています。

幸せは自分で創造することができます。
そのためのサポートができたなら、こんなに幸せなことはありません。

 

一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー 代表理事
ニューヨークライフバランス研究所 代表

松村亜里, Ph.D, CAPP
医学博士・臨床心理士・応用ポジティブ心理学プラクテショナー